犬がズッキーニを食べても大丈夫!適切な量・頻度・調理方法・注意点

食べ物

犬がズッキーニを食べても大丈夫?

このようにズッキーニを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるズッキーニの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

【結論】犬にズッキーニを与えても問題ない!

きゅうりのような見た目ですが、実はかぼちゃの仲間であるズッキーニは、夏が旬の緑黄色野菜です。

カロリーがとても低く水分や食物繊維が豊富なので、特に体重が気になるわんちゃんの強い味方になってくれますよ!

ただし、与える量や調理方法にはいくつか気をつけるべき点がありますので、安全に楽しむためにこの先を読み進めてくださいね。

ズッキーニの健康に役立つ栄養素は?

・食物繊維

わんちゃんの消化器の健康をサポートする

・低カロリーで水分たっぷり

水分補給になりながら、ダイエット中の犬でも気にせず量をプラスできる

【表】ズッキーニ100g当たりに含まれる主な栄養素

項目100gあたり
カロリー17 kcal
水分95 g
炭水化物3.1 g
たんぱく質1.2 g
脂質0.3 g

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

ズッキーニは低カロリーで食物繊維が豊富なため、特に体重が気になる犬や、便秘気味・ゆるめといったお腹の調子が気になる犬におすすめできます。

また、水分が多く消化しやすいので、暑い時期の水分補給や、胃腸がデリケートな子、脂肪を控えたい犬のおやつとしても良い選択肢になりますよ。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

ズッキーニは低カロリーで食物繊維も豊富なため、特に体重管理や消化をサポートしたい犬には、毎日の食事に少量トッピングするなど定期的に取り入れていただくことができます。

夏が旬の野菜なので、新鮮なズッキーニが手に入りやすい時期に、季節を感じさせる食材として積極的に活用するのも良い方法でしょう。

犬が食べるズッキーニの適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるズッキーニの適切な量

犬のサイズ1回あたりの目安量(加熱後)
超小型犬(〜5kg)15g程度
小型犬(5kg〜10kg)30g程度
中型犬(10kg〜20kg)50g程度
大型犬(20kg〜)80g程度

犬に与えるズッキーニの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

ズッキーニは低カロリーなので、体重管理をしたい犬や食物繊維を補いたい犬には、毎日のフードに少量トッピングするなど、比較的高い頻度で与えることができます。

夏野菜のズッキーニは、旬の時期に最も美味しく、新鮮なものが手に入りやすいため、季節の恵みとして積極的に普段の食事に取り入れるのも良いでしょう。

ズッキーニに関するQ&A

シニア犬がズッキーニを食べても大丈夫?

ズッキーニは消化が良く低カロリーなので、体重管理が必要なシニア犬にとって、柔らかく調理すれば食べやすい優れた食材です。

ただし、消化機能の衰えや持病を考慮し、ごく少量から慎重に与え始め、体調変化がないかよく観察し、必要なら獣医師に相談してくださいね。

子犬がズッキーニを食べても大丈夫?

まだ消化器官が未発達で体が繊細な子犬には、ズッキーニは生後十分に成長し、子犬用フードに慣れてから与え始めるのが安心です。

与えるとしても、消化に負担をかけないよう、柔らかく加熱したものを、ごくごく少量だけ、おやつやトッピングとしてたまに与える程度にしてくださいね。

犬がを食べる際の3つの注意点

与えすぎによる消化不良に注意

ズッキーニはヘルシーですが、一度にたくさん与えすぎると、含まれる食物繊維が犬の胃腸に負担をかけることが!

特に食物繊維に慣れていない犬や、お腹が弱い犬の場合、ガスが溜まったり、軟便や下痢、ひどい時には嘔吐を引き起こしてしまう可能性も考えられます。

犬のサイズや体質に合わせて、少量から慎重に与え始め、お腹の調子を見ながら量を調整してあげましょう。

アレルギーの可能性と少量からの試み

ズッキーニに対する食物アレルギーを持つ犬は一般的ではありませんが、新しい食材を与える際は常にアレルギーの可能性を考慮しましょう

特定の野菜成分に敏感な犬の場合、与えた後に皮膚のかゆみやじんましん、消化不良などのアレルギーサインを示すことがあります。

万が一の反応にいち早く気づけるよう、少量をごく初期に与えてみて、数日間は体調に変化がないかよく観察することをおすすめ!

農薬や「苦味」に注意する

購入したズッキーニに農薬が付着している可能性や、ごく稀に自家栽培のもので強い苦味成分(ククルビタシン)が含まれるリスクが!

これらの有害物質を犬が摂取すると、嘔吐や下痢、けいれんなどの重篤な中毒症状を引き起こす危険性があります。

犬に与える際は、よく洗うか無農薬のものを選び、もし異常な苦味を感じる場合は少量でも与えないようにしてください。

まとめ

今回は、犬に食べさせるズッキーニの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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