犬がライチを食べても大丈夫!適切な量・頻度・調理方法・注意点

食べ物

犬がライチを食べても大丈夫?

このようにライチを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるライチの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

【結論】犬にライチを与えても問題ない!

ライチはみずみずしい甘さが魅力の南国フルーツで、6〜8月が旬の時期です。

ビタミンCやポリフェノールが豊富で、愛犬の免疫力や健康維持にひと役買ってくれます。

果肉以外には毒性がある部分もあるため、皮や種は必ず取り除いて与えるようにしましょう。

ライチの健康に役立つ栄養素は?

・ビタミンC

免疫力を高めて体調を整えるサポートに

・カリウム

余分な塩分を排出してくれる

【表】ライチ100g当たりに含まれる主な栄養素

項目含有量(100gあたり)
カロリー約66kcal
水分約81.8g
炭水化物約16.5g
糖質約15.2g
ビタミンC約71.5mg
食物繊維約1.3g

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

活動量が高くエネルギー消費の多い成犬に向いており、特に夏バテ気味の子には嬉しい果物です。

シニア犬や糖質制限が必要な犬には慎重に与える必要があります。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

ライチは毎日与えるものではなく、旬の時期や特別なごほうびとして楽しませるのがちょうど良いです。

甘味が強いため、季節の変わり目などに少量だけ与えると風味も楽しめます。

犬が食べるライチの適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるライチの適切な量

犬のサイズ目安の量(可食部・1回あたり)
小型犬(5kg未満)約5〜10g(果肉1/2個ほど)
中型犬(5〜15kg)約10〜15g(果肉1個程度)
大型犬(15kg以上)約15〜25g(果肉1〜2個程度)

犬に与えるライチの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

週に1〜2回程度のご褒美おやつとして与えるのが理想的です。

旬の時期に収穫されたライチは栄養価が高く、より風味豊かに楽しめます。

ライチに関するQ&A

シニア犬がライチを食べても大丈夫?

シニア犬にも少量ならライチを与えてOKですが、1回あたり5g程度を週1回に抑えるのが安心です。

糖分が多いため、糖尿病や肥満気味の子には控えたほうが無難です。

子犬がライチを食べても大丈夫?

消化器官が未発達な子犬にはライチを無理に与える必要はなく、与えるならごく少量を月に1〜2回程度にとどめましょう。

下痢や嘔吐の原因になることもあるので、初めて与える際は体調の変化をよく観察してください。

調理工程にコツはありますか?

ライチを与える際は、必ず皮と種を取り除いてから与えるようにしましょう。

果肉部分は小さくカットして、食べやすい大きさにします。

冷凍庫で冷やすと、暑い季節にはおいしいおやつにもなります。

犬がライチを食べる際の3つの注意点

糖分の摂りすぎに注意が必要

ライチは糖分が多く、与えすぎると肥満や糖尿病リスクが高まる恐れがあります。

特に肥満傾向のある犬やシニア犬には注意して量を調整しましょう。

おやつ感覚で与える程度が安心です。

種や皮は絶対に取り除くこと

ライチの種や皮は硬く消化されにくく、誤飲すると腸閉塞を引き起こす危険があります。

必ず果肉部分だけを与え、細かく切ってから与えるのが基本!

特に小型犬は詰まりやすいので要注意です。

アレルギー反応が出る可能性もある

体質によってはライチの成分にアレルギー反応を起こす犬もいます。

かゆみや下痢、皮膚の赤みなどが見られた場合はすぐに中止してください

初めて与えるときはごく少量から試して様子を見ましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるライチの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

コメント