犬が春菊を食べても大丈夫!適切な量・頻度・調理方法・注意点

食べ物

犬が春菊を食べても大丈夫?

このように春菊を犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせる春菊の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。


【結論】犬に春菊を与えても問題ない!

独特の香りとほろ苦さが特徴の春菊は、鍋物などで親しまれる葉物野菜で、旬は主に寒くなる冬の時期ですよ。

犬に春菊を与えても問題ありません!

豊富な食物繊維ビタミン類が含まれており、愛犬の健康をサポートしてくれるメリットがあるんです。

与える際には与えすぎや調理方法にいくつか注意が必要!

春菊の健康に役立つ栄養素は?

  • β-カロテン 体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康維持や、視力のサポートに役立つ重要な栄養素です。
  • 食物繊維 犬の腸内環境を整えるのに役立ち、便通をスムーズにする手助けをしてくれますね。
  • カルシウム 丈夫な骨や歯を作るために不可欠で、特に成長期の子犬やシニア犬の骨の健康維持に貢献します。

【表】春菊100g当たりに含まれる主な栄養素

栄養素重さ・量
カロリー20kcal
水分約93.2g
炭水化物3.7g
たんぱく質1.9g
灰分(ミネラルなど)1.1g
脂質0.1g

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

春菊は低カロリーで食物繊維が豊富なため、体重管理をしたい犬や、便秘気味で腸内環境を整えたい犬に特に適している食材です。

また、豊富なβ-カロテンはシニア犬の目の健康維持にも役立つので、普段の食事に野菜をプラスしたい飼い主さんはぜひ試してみてくださいね。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

春菊は非常に低カロリーで栄養価が高いため、普段の食事に定期的に取り入れても問題のない優秀な食材です。

特に旬の冬の時期は栄養価が最大になり、愛犬にも季節の恵みを感じてもらいながら、日々の健康維持のために活用するのが最も良いでしょう。

犬が食べる春菊の適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べる春菊の適切な量

犬のサイズ体重の目安1日の適量(目安)
小型犬〜5kg未満5g程度(小さじ1杯)
中型犬〜10kg未満10g程度(小さじ2杯)
大型犬20kg以上20g程度(大さじ1杯強)

春菊は食物繊維が多いため、与えすぎると下痢や消化不良の原因になるので注意!

犬に与える春菊の適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

春菊は食物繊維が豊富なので、犬の消化器に負担をかけないよう週に1〜2回程度を目安に少量ずつ与えるのが適しています。

特に旬の冬の時期は栄養価が高まっていますから、ローテーションの一つとして定期的に食卓に加えてみてくださいね。

春菊に関するQ&A

シニア犬が春菊を食べても大丈夫?

シニア犬に春菊はおすすめの食材で、低カロリーで豊富なβ-カロテンが目の健康をサポートしてくれますよ。

ただし、消化機能が衰えていることを考慮し、ごく少量(目安量の半分以下)を週に1回未満に留め、必ず細かく刻むかペースト状にして与えましょう。

子犬が春菊を食べても大丈夫?

子犬に春菊を与えるのは、離乳が完了し、安定した固形フードに慣れてからにしましょう。

量や頻度はごく少量(ティースプーンの先程度)を週に1回未満に抑え、完全に加熱して細かくすり潰して与え、特に消化不良や下痢などの症状が出ないか慎重に観察してあげてください。

調理方法にコツはありますか?

春菊は生のままでは消化が悪く、犬の体に負担がかかるため、与える際は必ず茹でるか蒸すなどの方法で十分に加熱してください。

加熱後は、犬の消化を助けるために細かく刻むか、フードに混ぜやすいようにペースト状にすることが重要になってきます。

味付けはせず、油や調味料を一切加えないシンプルな調理を心がけ、人肌程度に冷ましてから与えるようにしましょうね。

犬が春菊を食べる際の3つの注意点

必ず細かく刻んで加熱調理してください

春菊は食物繊維が豊富ですが、犬は植物の細胞壁を分解するのが苦手なため、生のままや大きな葉のままだと消化不良や嘔吐の原因になることがあります。

特に消化機能が未熟な子犬やシニア犬には負担が大きくなってしまいます。

そのため、与える際は必ず茹でて柔らかくし、細かく刻むペースト状にして消化しやすい状態にしてあげましょうね。

与えすぎると下痢や消化不良の原因になります

春菊に含まれる不溶性食物繊維は便通を促しますが、過剰に与えすぎると、胃腸に負担がかかって下痢や便秘を引き起こす弊害が生じる可能性があります。

これは、犬が一度に処理できる野菜の量には限界が!

愛犬の体格や便の状態を観察しながら、適量を守ることが最も大切になってきます。

農薬や残留物に注意して与えてください

春菊は葉物野菜であるため、栽培過程で農薬が使用されている可能性があります。

犬に与える際は、農薬が残らないように流水で丁寧に洗い、安全性を高めるようにしてください。

可能であれば、農薬の使用量が少ないオーガニックの春菊を選んであげると、より安心して愛犬に与えることができるでしょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせる春菊の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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