【ミニトマトの量】犬に与える適正量は?サイズ別の目安と安全な与え方

食べ物

犬にあげるミニトマトの適量を知りたい!

このようにミニトマトを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるミニトマトの適切な量・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。


犬にミニトマトを与えても大丈夫!

ミニトマトはその約90%が水分、甘みと酸味のバランスが良い低カロリーな食材です。

強い抗酸化作用を持つリコピン・ビタミンC・カリウムが豊富で、愛犬の健康維持や水分補給に優れた食材!

未熟な部分やヘタには有毒な成分が含まれる可能性があり、また酸味や食物繊維も多いため、安全と消化のために適切な量と与え方を知っておくことが非常に大切です。

【サイズ別】犬に与えるミニトマトの適正な量

犬に与えるミニトマトは、犬種・年齢・運動量などで適量は変動します。

犬のサイズ体重の目安ミニトマトの1日の適量
超小型犬5kg未満1/2個~1個まで
小型犬5kg〜10kg1個~2個まで
中型犬10kg〜25kg2個~4個まで
大型犬25kg以上5個~6個まで

ミニトマトは低カロリーですが、酸味や糖質、水分が多いため、適量はカロリーではなく消化器官の刺激を基準に考えることが大切です。

ミニトマトの正しい与え方

ミニトマトは必ず完熟したものを選び、ヘタや葉、茎といった有毒なソラニン類を含む可能性のある部分はすべて取り除き、喉に詰まらせないよう細かくカットしてください。

シンプルに皮をむいて種を取り除き、潰してからドッグフードに混ぜて水分補給や抗酸化作用の補給に利用するのが、胃腸への負担が少ない最も簡単な与え方です。

ミニトマトはおやつ?トッピング?

ご飯と一緒にあげるべきですか?

ミニトマトのシンプルな調理方法を考えて、おやつとしてもトッピングとしても活用できます

胃腸への刺激を避けるため、細かく刻んで与え、適量を複数回に分けて与えるのが賢明です。

老犬には減らすべき?

うちのチワワは12歳!量は減らすべき?

消化機能や胃酸の分泌が弱まっている老犬には、成犬の目安量の半分程度に減らしてください

必ず皮と種を取り除いてペースト状にして与えましょう。

子犬に与えても大丈夫?

生後5ヶ月の子犬は大丈夫?

消化器官が未熟な子犬は酸味や食物繊維に刺激を受けやすいため、主食が安定した生後4ヶ月頃からOK

一番最初はアレルギーチェックを兼ねて、皮と種を除去し極々少量から与えましょう。

ミニトマトの量についてブリーダーのアドバイス

酸味や水分が多いミニトマトは消化器官に刺激を与えやすいため、少量から試して、便が緩くなったり、嘔吐や下痢がないか細かく確認して適量を見極めましょう。

与える際は常温の状態であげると負担が少ないよ!

愛犬にとって嗜好性の高いミニトマトは、お散歩やしつけのご褒美にピッタリ!

大型犬には一口サイズなので、おやつに最適ですね。

ミニトマトを与える際の注意点

ソラニン中毒の危険性(未熟な部分とヘタ)

ミニトマトのヘタ、葉、茎、そして未熟な果実には、犬にとって有毒なソラニン類が含まれており、誤って摂取すると嘔吐や下痢、神経症状を引き起こす危険性があります。

そのため、与える際は必ず完熟していることを確認し、ヘタを根元から丁寧に取り除き、アレルギーチェックも兼ねてごく少量から試しましょう。

消化不良による下痢や胃腸への刺激

ミニトマトの酸味や糖質、そして皮に含まれる食物繊維は、犬の胃腸に負担をかけやすく、与えすぎると胃酸過多による不快感や下痢を引き起こします。

健康な犬でも週に2〜3回程度の頻度を目安とし、特に消化器系の弱い犬や老犬には、皮と種を取り除いて細かく潰して与えてください。

農薬残留とカリウム過多による腎臓への影響

皮の表面には農薬が残留している可能性があるため、できる限り無農薬やオーガニックを選び、与える前に皮を剥くなど念入りな洗浄が必要です。

また、カリウムが多く含まれるため、**腎臓疾患(腎不全など)**を持つ愛犬の場合は、獣医師に相談せずに与えると負担が大きくなる可能性があるため注意しましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるミニトマトの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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