【ブロッコリーの量】犬に与える適正量は？サイズ別の目安と安全な与え方

犬にあげるブロッコリーの適量を知りたい！

このようにブロッコリーを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは？

今回は、犬に食べさせるブロッコリーの適切な量・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田祥子

ブリーダー歴：30年
繁殖犬種；10種以上
繁殖頭数：3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

犬にブロッコリーを与えても大丈夫！

旬が秋から冬にかけてのブロッコリーは、「野菜の王様」とも呼ばれるほど栄養価が高く、低カロリーで犬の食事に取り入れやすい食材です。

ビタミンCやK、食物繊維に加え、強い抗酸化作用を持つスルフォラファンなどの機能性成分が豊富で、愛犬の健康サポートに役立つでしょう。

食物繊維が消化器に負担がかかるため、適切な量を知っておくことが欠かせません。

ブロッコリーの適量は、犬種・年齢・運動量に応じて変動します。

1日に与えるフードの10％を超えないように調整するのがコツ！

ブロッコリーの硬い食物繊維を分解しやすくするため、必ず芯まで柔らかくなるように茹でるか蒸すなどして加熱し、調味料は一切使わず、喉に詰まらせないように細かく刻んでください。

茹でたものを冷まし、さらに消化吸収を助けるためにペースト状に潰してから、いつもの食事にトッピングとして混ぜるのが最もシンプルで栄養を吸収しやすいレシピです。

ご飯と一緒にあげるべきですか？

ブロッコリーは嗜好性よりも食物繊維と栄養補給の目的が大きいため、主食のトッピングとして細かく混ぜるのが理想的！

消化負担を避けるために一日の適量を複数回に分けて与えるのが適切です。

うちのチワワは12歳！量は減らすべき？

老犬には、食物繊維が多いブロッコリーはガスや腹部膨満感の原因となるため、成犬の目安量の半分以下に減らしましょう。

生後5ヶ月の子犬は大丈夫？

離乳が完了し、主食が安定した生後4ヶ月〜6ヶ月頃からアレルギーチェックを兼ねて、極々少量から試しましょう。

低カロリーで歯ごたえがあるため、カロリーを抑えたいダイエット中のご褒美代わりや、食事量を増やすための栄養補助として活用しましょう。

フードに緑があることで映えますね！

ブロッコリーは食物繊維が非常に豊富であるため、適量を超えて与えすぎると腸内でガスが発生し、腹部膨満感や激しい下痢を引き起こす原因になります。

健康な犬でも消化器への負担を考慮し、週に2～3回程度の頻度を目安に、便の状態を観察しながら給与量を調整してください。

ブロッコリーの蕾や茎には、大量に摂取すると甲状腺機能を妨げたり、胃腸に刺激を与えるイソチオシアネートという成分が含まれています。

このリスクを避けるため、特に甲状腺の持病を持つ犬には与えず、健康な犬に対しても必ず細かく刻み、十分に加熱してから与えることが重要です。

ブロッコリーの茎や房の先端は硬く、丸飲みすると消化不良や喉詰まり（チョーキング）の原因となるため、与える際は必ず柔らかく加熱し、犬のサイズに合わせて細かく刻みましょう。

また、農薬残留を防ぐためにできる限りオーガニックなものを選び、与える前には農薬をしっかり洗い流すことが安全のために推奨されます。

今回は、犬に食べさせるブロッコリーの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように！