
犬が七草粥を食べても大丈夫?
このように七草粥を犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬に食べさせる七草粥の適切な量・調理方法・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬に七草粥を与えても問題ない!

七草粥は、1月7日の「人日の節句」に無病息災を願って食べる行事食で、セリやナズナといった早春に芽吹く生命力豊かな野草を主役とした料理です。
冬場に不足しがちな天然のビタミンやミネラルを効率よく摂取できるため、お正月のご馳走で疲れ気味な愛犬の胃腸を優しく労わるデトックス効果が期待できます。

人間用のように塩分を加えず、野草は細かく刻んでしっかり加熱してあげましょう。
七草粥を犬に食べさせる必要性は?
七草粥は日々の主食にする必要はありませんが、お正月明けの胃腸が疲れやすい時期や食欲が落ちている時に効果的です。
消化機能が低下したシニア犬にとっても、柔らかく煮込まれたお粥は内臓に負担をかけず効率よく栄養を吸収できるのがポイント!
七草粥の健康に役立つ栄養素は?
- ベータカロテン 体内でビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜の健康を維持し免疫力を高める
- ジアスターゼ スズシロ(大根)やスズナ(カブ)に含まれる消化酵素で、炭水化物の消化をスムーズに
- カリウム セリなどに多く含まれるこのミネラルは、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きが
どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?
水分たっぷりで消化に優しい七草粥は、噛む力や消化機能が衰えてきたシニア犬や、胃腸がデリケートで食欲にムラがある小型犬の栄養補給にぴったりです。

低カロリーで満足感を得ながら体内の老廃物を流すデトックス食として非常に適しています。
旬の時期に一緒に楽しむ!

定期的に食べさせる必要性は?
七草粥は単なる伝統行事として楽しむだけでなく、厳しい寒さを乗り越えるための天然のビタミン補給源として、愛犬のバイオリズムを整える役割も果たしてくれます。

春を待つ新鮮な野草が手に入る時期なら、胃腸を休めるリフレッシュメニューとして日々の食事に!
犬が食べる七草粥の適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べる七草粥の適切な量
一日に与えるおやつやトッピングの範囲(総摂取カロリーの10%以内)に抑えましょう。
| 犬のサイズ | 体重の目安 | 1日の適量(お粥の状態) |
| 超小型犬 | 5kg未満 | 大さじ1〜2杯程度 |
| 小型犬 | 5kg〜10kg | 大さじ3〜5杯程度 |
| 中型犬 | 10kg〜25kg | 50g〜100g程度 |
| 大型犬 | 25kg以上 | 100g〜150g程度 |
犬に与える七草粥の適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?
基本的には行事に合わせて年に一度、あるいは旬の時期に数回楽しむ程度に留め、あくまで胃腸を整えるための補助食として活用するのがベストな付き合い方です。

早春に芽吹く七草は生命力が強く、たまに与えるだけでも愛犬の健やかな体作りを十分にサポート!
七草粥に関するQ&A

シニア犬が七草粥を食べても大丈夫?

10歳になるけど食べさせて大丈夫?
加齢で消化機能が落ちたシニア犬には、目安の半分の量から始め、体調や便の様子を優しく確認しながら取り入れるのが安心です。

クタクタに柔らかく煮込み、喉に詰まらせないよう人肌程度までしっかり冷ましてから器に出してあげてくださいね。
子犬が七草粥を食べても大丈夫?

まだ5ヶ月だけど大丈夫かな?
消化器官がまだ未熟な子犬には、離乳が完了して食事が安定してからスプーン1杯程度の少量をトッピングして、まずはアレルギーや体調の変化が出ないか慎重に確認しましょう。

必ずお米の粒がなくなるほど柔らかく煮込み、葉先だけを細かく刻んで消化の負担を最小限に抑得てください。
調理工程にコツはありますか?

与える時に気をつけることはありますか?
犬は植物の細胞壁を分解するのが苦手なため、七草は茹でたあとに細かくみじん切りにするか、すりつぶしてペースト状にしてからお粥に混ぜるのが消化を助ける最大の秘訣です。
味付けに関しては、人間用のような塩や出汁は一切使わず、お米と七草と水だけでシンプルに炊き上げることで、愛犬の心臓や腎臓に余計な負担をかけない優しい仕上がりになります。

通常よりも多めの水分でじっくり煮込み、提供する際は火傷をしないように必ず人肌程度の温度まで冷ましているか確認しましょう。
犬が七草粥を食べる際の3つの注意点

植物アレルギーによる皮膚や消化器への反応
七草にはセリ科やキク科の植物が含まれているため、初めて食べる際には皮膚の赤みや下痢といったアレルギー症状が出ないか、食後数時間は目を離さず観察してあげてください。
もし愛犬に特定の植物への過敏症がある場合は、無理に全種類を与えようとせず、安全が確認できているスズナ(カブ)やスズシロ(ダイコン)だけに絞って調理してあげるのも賢い選択ですね。
残留農薬のリスクを避けるための丁寧な洗浄
市販されている七草セットは人間が食べることを前提としているため、体の小さな犬にとっては残留農薬が肝臓や腎臓の負担になる可能性を考慮し、調理前には流水で念入りに洗う必要があります。
より安全性を追求するのであれば、オーガニック栽培の野菜を選んだり、下茹でした際のゆで汁を一度捨ててアク抜きを徹底したりすることで、化学物質による健康被害のリスクを最小限に抑えられます。
食物繊維の過剰摂取による消化不良と軟便
お粥は消化に良いイメージがありますが、七草に含まれる豊富な食物繊維を一度に摂りすぎると、逆に腸を刺激して軟便や嘔吐を招く原因になりかねません。
特に消化機能が未熟な子犬や衰えが見られるシニア犬には、トッピング程度の分量を守りつつ、野菜の繊維を断ち切るように細かく刻んで「消化のしやすさ」を最優先に考えて作ってあげましょう。
まとめ
今回は、犬に食べさせる七草粥の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!


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