
犬がナズナを食べても大丈夫?
このようにナズナを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬に食べさせるナズナの適切な量・調理方法・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬にナズナを与えても問題ない!

ナズナは春の七草の一つとして知られ、1月から3月にかけて旬を迎える、古くから薬草としても重宝されてきた生命力溢れる野草です。
利尿作用や止血作用が期待できる成分を含んでいるため、体内の老廃物の排出を促して愛犬のデトックスを優しくサポートしてくれるメリットが!

道端に自生しているものは除草剤や排気ガスの影響を受けやすく、採取場所や加熱処理には細心の注意を払わなければなりません。
ナズナを犬に食べさせる必要性は?
ナズナは、主食に欠かせないものではありません。
むくみが気になる子や排尿トラブルを予防したい時に、天然のケア食材として活用するのが非常に効果的です。
ナズナの健康に役立つ栄養素は?
ビタミンK 血液の凝固を助けるだけでなく、骨にカルシウムを定着させる重要な役割
鉄分 植物性の中では吸収率が比較的高く、酸素を全身に運ぶ赤血球の生成をサポート
サポニン このポリフェノールの一種は、体内の脂質代謝を促して血管の健康を維持
【表】ナズナ100g当たりに含まれる主な栄養素
| 栄養項目 | 100gあたりの含有量 |
| エネルギー(カロリー) | 34 kcal |
| 水分 | 88.3 g |
| 炭水化物 | 5.5 g |
| たんぱく質 | 3.1 g |
| 食物繊維 | 2.5 g |
| 灰分(ミネラル合計) | 1.8 g |
どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?
ナズナは利尿作用や血管を健康に保つ成分が豊富なため、運動不足で体がむくみやすい子や、血管の老化が気になるシニア犬の食養生として積極的に活用したい食材です。

成長期で丈夫な骨格を作りたい子犬や、生理現象などで血液の健康を維持したいメスのワンちゃんにも!
旬の時期に一緒に楽しむ!

定期的に食べさせる必要性は?
ナズナは「人日の節句」を祝うための単なる飾りではなく、冬の間に溜まった老廃物を排出し、デトックス食材として非常に優秀です。

季節の移ろいを食卓で一緒に共有しながら愛犬の活力を養ってあげてくださいね。
犬が食べるナズナの適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるナズナの適切な量
| 犬のサイズ | 体重の目安 | 1日の適量(茹でた状態) |
| 超小型犬 | 5kg未満 | 小さじ1/2〜1杯程度 |
| 小型犬 | 5kg〜10kg | 小さじ2杯〜大さじ1杯程度 |
| 中型犬 | 10kg〜25kg | 大さじ1.5杯〜2杯程度 |
| 大型犬 | 25kg以上 | 大さじ3杯〜程度 |
犬に与えるナズナの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?
ナズナのデトックス効果や栄養価を安全に享受するためには、旬の時期に週1〜2回程度、いつものごはんに彩りを添えるトッピングとして取り入れるのが理想的です。

冬の厳しい寒さを耐え抜いて芽吹く旬のナズナには、他の時期の野菜を圧倒するほどのビタミンやミネラルが凝縮されてます。
ナズナに関するQ&A

シニア犬がナズナを食べても大丈夫?

10歳になるけど食べさせて大丈夫?
衰え始めた血管や骨の健康維持に役立つナズナは、週に1回、通常量の半分程度を目安にして、愛犬の便の固さや消化の状態を見守りながら与えるのが一番安心なペースです。

野草特有の繊維質が喉に引っかからないようクタクタになるまで煮込んで細かくペースト状に!
子犬がナズナを食べても大丈夫?

まだ5ヶ月だけど大丈夫かな?
消化機能が発達しきっていない子犬には、指先でつまむ程度の極少量からスタートし、アレルギー反応が出ないか慎重に見極めることが大切です。

硬い繊維は子犬の胃腸に負担をかけるため、葉先の柔らかい部分だけを細かく刻んであげましょう。
調理工程にコツはありますか?

与える時に気をつけることはありますか?
ナズナの茎は特に繊維が強いため、必ず沸騰したお湯でしっかり下茹でしてから、愛犬の口のサイズに合わせて細かくみじん切りに!
調理前にはボウルに溜めた水で根元まで念入りに振り洗いして、清潔な状態で加熱。
味付けは一切不要ですが、茹でたあとに細かく刻んでいつものフードに混ぜ込むことで、ナズナ特有の香りが食欲を刺激し、旬の栄養を余すことなく摂取させてあげられます。
犬がナズナを食べる際の3つの注意点

除草剤や排気ガスによる汚染のリスク
道端や公園に自生しているナズナは、除草剤の散布や犬の排泄物、車の排気ガスにさらされている可能性が高いため、安易に採取して与えるのは非常に危険です。
安全性を最優先に考えるなら、農薬の心配がない家庭菜園で育てたものや、スーパーで販売されている食用のオーガニックな七草セットを選んで調理してあげてくださいね。
カリウムの過剰摂取による心臓や腎臓への負担
ナズナにはカリウムが豊富に含まれており、健康な子にはデトックス効果がありますが、腎機能が低下している犬や心臓病を患っている子には負担が大きすぎる場合があります。
血液中のカリウム濃度が上がりすぎると「高カリウム血症」を引き起こして不整脈を招く恐れもあるため、持病がある場合は事前に必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。
繊維質の摂りすぎによる消化不良や下痢
野草であるナズナは不溶性食物繊維が非常に多く、一度にたくさん与えすぎると胃腸を刺激して激しい下痢や嘔吐といった消化不良を引き起こす原因になります。
特に消化能力の弱い子犬や体力が落ちたシニア犬には、必ず「下茹でして細かく刻む」という工程を守り、ほんの少しの量をトッピングする程度に留めておいてください。
まとめ
今回は、犬に食べさせるナズナの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!


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