犬がふきのとうを食べても大丈夫!適切な量・頻度・調理方法・注意点

食べ物

犬がふきのとうを食べても大丈夫?

このようにふきのとうを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるふきのとうの適切な量・調理方法・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。


【結論】犬にふきのとうを与えても問題ない!

ふきのとうは早春の雪解けとともに顔を出す日本固有の山菜で、春の使者とも言える食材です。

苦味成分であるポリフェノールには新陳代謝を活発にする働きが!

天然の毒性成分である「ピロリジジンアルカロイド」が含まれているため、徹底したアク抜きと加熱が必須です。

与える量については他の野菜以上に細心の注意を払わなければなりません。

ふきのとうを犬に食べさせる必要性は?

ふきのとうは、犬に常食すべき食材ではありません

冬から春への季節の変わり目に、期間限定のデトックス習慣として、ごく少量をトッピングに取り入れるのが効果的です。

ふきのとうの健康に役立つ栄養素は?

  • フキノール(ポリフェノール) ふきのとう特有の苦味成分であり、非常に強い抗酸化作用やアレルギーを抑制する働き

  • カリウム 体内の余分な塩分を排出して水分のバランスを整え、血圧の維持

  • 食物繊維 腸の運動を活発にして溜まった老廃物の排出を促すデトックス効果

【表】ふきのとう100g当たりに含まれる主な栄養素

栄養項目100gあたりの含有量
エネルギー(カロリー)43 kcal
水分85.0 g
食物繊維6.4 g
炭水化物6.2 g
たんぱく質3.2 g
灰分(ミネラル合計)1.6 g

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

冬の間に運動不足で少し太り気味な成犬や、体内の老廃物をスッキリ排出させたい子には特におすすめ!

春先の季節の変わり目に体調を崩しやすい子や、免疫力を維持して若々しく過ごしたいシニア犬の養生食としても

旬の時期に一緒に楽しむ!

定期的に食べさせる必要性は?

ふきのとうは定期的に与える食材ではなく、季節限定で与えましょう

この時期にしか味わえない豊かな香りと栄養素を愛犬と一緒に分かち合うが良い!

犬が食べるふきのとうの適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるふきのとうの適切な量

犬のサイズ体重の目安1日の適量(茹でて細かく刻んだもの)
超小型犬5kg未満小さじ1/4〜1/2杯程度(ごく少量)
小型犬5kg〜10kg小さじ1杯弱(約2g〜3g)
中型犬10kg〜25kg小さじ1〜2杯程度(約5g)
大型犬25kg以上大さじ1杯程度(約10g〜15g)

犬に与えるふきのとうの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

ふきのとうは体への刺激が強いため、旬の時期に年に1回がベストなペースです。

他の季節にはない凝縮されたミネラルや抗酸化力を秘めています!

ふきのとうに関するQ&A

シニア犬がふきのとうを食べても大丈夫?

10歳になるけど食べさせて大丈夫?

加齢とともに解毒機能が緩やかになるので、指先でつまむ程度の量を香り付けとして楽しませてあげましょう。

体調に少しでも不安がある場合は無理に与えず、愛犬の様子を最優先に見守ってあげてくださいね。

子犬がふきのとうを食べても大丈夫?

まだ5ヶ月だけど大丈夫かな?

基本的には生後1年を過ぎて成犬の体つきが安定するまでは避けるべき。

少しでも便の状態がゆるくなったり体調に変化が出たりしないか慎重に確認してあげてください。

調理工程にコツはありますか?

与える時に気をつけることはありますか?

まずはたっぷりのお湯で5分ほどしっかり茹で上げ、そのあと半日以上はこまめに水を変えながら真水にさらして完全にアクを抜くことが不可欠です。

繊維が残って消化不良を起こさないようにできる限り細かくみじん切りにする。

いつものごはんや出汁と一緒に煮込み直して香りを和らげるひと工夫を加えてあげましょう。

犬がふきのとうを食べる際の3つの注意点

天然の毒性成分「ピロリジジンアルカロイド」による肝臓への負担

ふきのとうには肝毒性を持つ天然の成分が含まれているため、肝機能に不安がある子や肝臓疾患の既往歴があるワンちゃんには、深刻なダメージを避けるためにも絶対に与えないでください。

健康な犬であってもアク抜きが不十分だったり一度に大量に摂取したりすると、肝細胞の破壊や肝硬変を招く恐れがあるからこそ、丁寧な下処理と「たまの楽しみに留める」控えめな頻度が欠かせません。

シュウ酸が引き起こす尿路結石と腎機能への悪影響

この時期の山菜には結石の元となるシュウ酸が豊富に含まれているので、尿石症を患っている子や腎臓の数値が思わしくない愛犬には、症状を悪化させる引き金になりかねないため注意が必要です。

茹でこぼす工程でシュウ酸の量は減らせますが、体質的に結石ができやすい子の場合は、無理にふきのとうを与えずに安全性が確立されている他の旬の野菜を代用してあげるのが飼い主さんの賢い選択といえますね。

野生の山菜に潜む残留物質と食物アレルギーへの警戒

道端や空き地で自生しているふきのとうは、除草剤や排気ガス、動物の排泄物による汚染リスクが極めて高いため、必ず食用として管理されたオーガニックなものを選ぶようにしてください。

また、ふきのとうはキク科の植物なので、春先に皮膚を痒がったりお腹がゆるくなったりするアレルギー反応が出ないか少量でテストを行い、万が一異変が見られたらすぐに給餌を中止して獣医師に相談しましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるふきのとうの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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