子犬が雑草を食べるのはなぜ?心理状況と対処方法を解説

子犬
この記事の結論
・好奇心による行動がほとんど
・嘔吐が続けば病院へ!
・食生活を改めよう

散歩中に子犬が突然雑草を!お腹が空いているの?

お散歩デビューの子犬が、道端の草をパクパクと…。

子犬の異常に感じる行動に驚きや不安を感じる飼い主さんは少なくありません。

子犬が雑草を食べる理由は4つ。それぞれ違った対処方法もあります。

今回は、子犬が雑草を食べる心理状況対処方法について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

子犬は雑草を食べる4つの理由

① 好奇心・退屈・ストレス

子犬にとって、散歩道にあるものはすべてが新鮮な「おもちゃ」です。

風に揺れる草を見て、「これはなんだろう?」「噛んだらどんな音がするかな?」という好奇心から、ついつい口に入れてしまいます。

散歩の時間が短かったり、遊び足りなかったりする時の「退屈しのぎ」として草を噛んでしまうことも…。

② 胃の調子を整えたい

成犬と同様に食べ過ぎや消化不良で胃がムカムカしている時、わざと尖った草を食べて胃を刺激し、吐き出そうとすることがあります。

もし草を食べた直後に白い泡や黄色い液を吐き、その後スッキリした様子であれば、自分なりに胃の調子を整えようとしているサインです。

③ 足りない栄養素がある

成長期の子犬は本能的に「食物繊維」や「ビタミン」をさらに求めることが!

今の食生活で繊維質が不足していないか、一度見直してみるきっかけになります。

④ 歯の生え変わりのムズムズ

生後4ヶ月〜6ヶ月頃の子犬は、乳歯から永久歯への生え変わり時期です。

この時期は口の中が常にムズムズと痒い…。

草の茎や根っこを噛むことで、その不快感を解消しようとしているケースも少なくありません。

子犬が雑草を食べて「良くない状態」は?

特に免疫力が未発達な子犬にとって、以下の症状や状況が見られる場合は注意が必要です。

嘔吐や下痢が続く

草を食べた後に1回吐いてケロッとしているなら過度な心配はいりません。

何度も吐き続けたり、水のような下痢をしたりする場合は危険です。

草が胃壁を傷つけていたり、消化管に詰まっていたりする可能性があるため、早めに獣医さんに相談しましょう。

中毒症状(よだれ・震え)が出ている

特定の植物散布された除草剤を口にした場合、急性の中毒症状が出ることがあります。

  • 大量のよだれを流す

  • 体が小刻みに震えている

  • ぐったりして元気がない

これらの症状は一刻を争い、動物病院へ連絡してください。

寄生虫のリスク

道端の雑草には、他の犬や野生動物の排泄物に混ざった「寄生虫の卵」が付着していることが!

子犬がその草を食べることで、回虫や鞭虫などの寄生虫に感染するリスクは成犬よりもはるかに高いです。

見た目は綺麗な草でも、目に見えないリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。

子犬が食べてはいけない危険な植物

どこにでも生えている野草の中には、子犬にとって猛毒になるものが含まれています。

特に以下の5種類は、散歩道で非常によく見かけるため注意が必要です。

草・花の名前主な症状
スイセン激しい嘔吐、下痢、よだれ、昏睡
アサガオ嘔吐、下痢、血圧低下、幻覚
アジサイ過呼吸、震え、ふらつき、嘔吐
彼岸花(ヒガンバナ)激しい嘔吐、下痢、麻痺、心不全
ツツジ嘔吐、よだれ、視力障害、けいれん

子犬に雑草を食べさせない3つ対処方法

子犬が草を食べるのを見つけたとき、無理やり口から引っ張り出したり、大声で叱り続けたりするのは逆効果になることがあります。

根本的な原因にアプローチする、3つの解決策を試してみましょう。

① 食生活をあらためる

もし子犬が特定の草食べ続ける場合、「食物繊維」が不足している可能性があります。

茹でたキャベツなど消化に良い繊維質を少量加えることで、外での「草探し」が落ち着くこともあります。

② ストレスの原因を探す

「退屈」や「エネルギー余り」が原因で、目の前の草をおもちゃにしているケースです。

家の中でも「引っ張りっこ」や「知育玩具」を使って、頭と体を使う遊びを増やしてあげましょう。

③ 安全なルートで散歩する

しつけが完了するまでは、物理的にリスクを避けるのが最も確実な方法です。

公園の隅や、手入れの行き届いた植え込みの周辺は、除草剤が撒かれている可能性が高い!

できるだけコンクリートの道や、安全が確認できているルートを選びましょう。

まとめ

子犬が雑草を食べてしまうのは、その多くが「これなんだろう?」という純粋な好奇心によるものです。

成長とともに落ち着くことが多いので、過度に神経質になる必要はありません。

この記事でお伝えしたいのは、「好奇心は尊重しても、リスクは徹底的に避ける」という姿勢です。

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