・生後6ヶ月が目安!
・10日かけて2食に移行
・体調の変化に要注意

子犬の食事を1日2食に切り替えるタイミングがわかりません…。

子犬によって切り替えのタイミングが異なるので判断が難しいです。
今回は、1日2食に切り替えるタイミングと移行する方法について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
子犬の1日2食にするタイミングは「生後6ヶ月」

子犬を迎え入れてからしばらくは、1日3回〜4回に分けて食事を与えているかと思います。
これを1日2食(朝・晩)に切り替える一般的な目安は、生後6ヶ月頃です。
しかし、すべての犬がカレンダー通りに切り替えられるわけではありません。
切り替えの「3つのサイン」
お昼の分を食べ残すようになった(食べムラ) 成長が少し落ち着いてくると、1日3回ではお腹が空ききらず、お昼のフードに興味を示さなくなることがあります。これは「1回の量を増やしても、回数は少なくて大丈夫だよ」という子犬からの合図かもしれません。
成犬時の体格に近づき、骨格がしっかりしてきた 個体差はありますが、6ヶ月を過ぎると消化器官も成犬と同じように発達してきます。一度に消化できる量が増えてくるため、回数を減らしても胃腸への負担が少なくなります。
便の状態が常に安定している 下痢や軟便を繰り返さず、常に良い硬さの便が出ていることは、消化機能が順調に育っている証拠です。
1日2食になるまでの道のり

「今日から朝と晩の2回だけ!」いきなり食事の回数を減らすのはNGです。
急な変化は子犬の胃腸に負担をかけ、嘔吐や下痢の原因になってしまいます。
以下の3ステップでゆっくり進めましょう。
ステップ1:昼の分を少しずつ朝晩へ振り分ける
まずは、お昼のフードの量を少しずつ減らし、その減らした分を朝と晩に上乗せしていきます。
初期: 朝 33% / 昼 33% / 晩 33%
ステップ1: 朝 40% / 昼 20% / 晩 40% このように、お昼のボリュームを段階的に小さくしていきます。
ステップ2:昼の分をさらに減らし、朝晩をメインにする
子犬のうんちの状態に問題がなければ、さらにお昼の量を減らします。
ステップ2: 朝 45% / 昼 10% / 晩 45% お昼はほんの少し「おやつ程度」の量にまで減らし、朝と晩を主役にしていきましょう。
ステップ3:昼をなくし、朝晩の2回に完全移行する
お昼の量がほぼゼロになっても子犬が元気で、朝晩のごはんをしっかり平らげるようであれば、お昼ごはんを完全に無くします。
1日2食に切り替える際の3つの注意点

食事の回数を減らす切り替え期は、子犬の体調に変化が出やすい繊細な時期です。
特に以下の3つのトラブルには目を光らせておきましょう。
1. 「空腹嘔吐(黄色い泡や液を吐く)」に注意する
朝と晩の2回にすると、どうしても「ごはんとお返事の間隔(空腹時間)」が長くなります。
特に夜から朝にかけての間隔が空きすぎると、子犬が朝方に胃酸を吐いてしまうことがあります。
対策: 1日のフードの量から「ほんの数粒」だけを取り分けて、おやつ代わりに与えて空腹時間を短くしてあげましょう。
2. 早食い・一気食いによる下痢や嘔吐
1回に器に入る量が増えるため、嬉しくて大急ぎでガツガツ食べてしまう子が!
急激に食べると消化不良を起こし、食後にすぐ吐いてしまったり、軟便になったりします。
対策:凹凸のある「早食い防止用の食器」を使ったり、フードを数回に分けて器に入れてあげてください。
3. 小型犬・超小型犬は「低血糖」のリスクを頭に入れておく
チワワやトイプードル、ヨークシャーテリアなどの超小型犬の子犬は、体に糖分を蓄える機能がまだ未熟です。
空腹時間が長すぎると、ぐったりしてしまう「低血糖症」を引き起こすリスクが成犬よりも高いです。
対策: 無理に2食にせず、生後7〜8ヶ月頃まで3回食を続けて様子を見ましょう。
まとめ
子犬の食事を1日2食へ切り替える目安は生後6ヶ月頃ですが、一番大切なのはスケジュール通りに進めることではなく、愛犬の「成長のサイン」を見極めることです。
ごはんの回数が2回になると、飼い主さんのライフスタイルも少し楽になりますが、切り替え期こそ子犬のうんちの硬さや元気をよく観察してあげてください。
愛犬のお腹のペースに寄り添いながら、大人の階段を上る大切な移行期を優しくサポートしてあげましょう!

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